要は寂しいんですよ

元嫁は聞き上手なタイプだったので、私の受け売り話も興味深そうに聞いてくれた。

 

読書好きなので、話すネタは次から次へと出てくる。それを聞いてもらうのが本当に幸せだった。そういう人が居てくれるってのは有難い貴重なことだったんだ。

 

今だったら、金払ってスナックなどに行かないと聞いてもらえない。安月給なので、スナックやらキャバクラなんて通えないし、なんか虚しいしな、今までと比べてしまうと。あーあ、貴重な嫁を失ってしまった。また、後ろ向き思考だが当分後ろ向きはやめられない。だが、いつか、スパッと生まれ変わりたい、という思いは抱いている。これって例の明日からがんばる思考と一緒なのかなあ。わからん、だが、いつか、前向きになれる日が来るだろう。

 

ところで、スナックってこれから需要が復活するんじゃないかと思うんだが、どうだろうか?性的な欲望で若い女を求めるキャバクラでなくて、ただ寂しいから話を聞いてもらいたいという需要を満たすことを最優先する、っていうとスナックっていう場所がしっくり来るように思える。今後も、独身者は増える傾向にあるんだろう。便利になり、一人で快楽は満たせるけど、話を聞いてもらいたい欲はどんどん満たせなくなりそうな世の中だと思うんだ。ブログやツィッターで独り言を垂れ流して、なんとなく自己満している人々は増えているけど、やっぱ、面と向かって話を聞いてもらいたいっていう欲は強いはずだ。