奈良時代や平安時代における呪詛のかけあい。
日本のおどろおどろしい側面は都から始まったのだな。
システム安定の為、呪いや祓いを生み出してきたのがよくわかる。
ガス抜きとしての呪い。そして、安全装置としての祓い。
呪いってのは、国を回すための必要悪だったのだ。
皇族や貴族階級で、呪詛合戦があったのが、より人間とは何かというのを映し出している。
ヒエラルキーの上位にいたとしても、当然妬みは消えやしない。むしろ、より強くなるのではないか。ドラマでも砂の塔とかやってるけど、同じようなもんだろう。
現代も変わっていない。
呪いはなくならない、人が成功や栄誉や勝利を目指す限りは。