この街を離れようか

至る所に彼女との思い出が詰まっている。

 

引越しをしたい。次に住む街のメボシもつけた。

 

ただ、ひたすら面倒くさい。それでアクションを起こせない。

 

どうすっかな。このまま沈没するのか、新しい生活を始めるのか。

 

20代、いや、まだ30代だったら、新しい何かを求めてさっさと行動起こしてたんだろうが。

 

それもいいわけなのかな。50代、60代の俺からしたら、40代のテメエはまだ若いだろうがって怒鳴られるのは確かなわけだし。

 

 

NHKで、AIが40代の一人暮らしが日本社会の問題だと提言

だそうだ。

 

いや、俺も好きで一人になったんじゃねーよ。

 

嫁に逃げられちゃったんだから、どうしようもねえだろ笑

 

結婚したほうがいいに決まってるよ。

 

人間は、社会的な生物なんだから一人では生きられないって、つまらねー正論は飽きるほど読んでるんだよ。

 

俺だって、喧嘩しながらもそれでも仲睦まじく暮らしていければそれでよかったんだよ。

 

年収低くて結婚あきらめてる人には共感を覚える。

 

なんだかんだ、女は年収高い男にこそ一番価値を置くからね。いや、男だって、性欲から若くてかわいい女を求めるんだから、そういうのはいい悪いではなく、仕方ない真実だからな。若いときは未来の可能性というハッタリで女とつきあえるけど、ある程度年齢いくと、それができなくなるからな。

 

だが、金なくても、互いに尊重し合って助け合って生きていくのが一番いいんだ。

 

そういう夫婦だって実際にいる。

 

俺も、もちょっとうまくやっていれば、例え年収低くても離婚することはなかったんだがな。

 

口先だけで調子いいこと言って、実行が伴わないダメ人間だったから、嫁に逃げられてもしょうがないか。

 

はいはい、すいませんでした。

 

 

考える愚か者

今になって気づくことばかり。

 

失って初めてわかる。

 

それでいいんじゃないか。

 

はじめっから計算づくしの聡い奴もいるだろうが。

 

それはそれで闇を抱えちまうのが人間ってもんだ。

 

村西とおる監督が言っていた言葉なんだけど、挫折なく、もしうまくいっていたらどうしようもなくイケすかないものすごい嫌な人間になっていたっていう意見は、すげーわかる。

 

それでも、今だったら元嫁にすげー優しく振舞えるっていうセンチメンタリズムは永遠。

 

これが今だから達した心境だなんて、俺は成長しただなんて自分を慰めることなんてできない。ただ、そこにはただただ後悔があり、彼女がいない寂しさだけがある。

 

人生は一瞬一瞬が真剣勝負なんだ。決してやり直しがきかない。ちょっとのミスもリカバーできない。そういうものなのだ。

 

 

夢は嘘をつかないんだな

また夢を観てしまった。

 

結婚当初、実家で親と同居、二世帯住宅で暮らしていたんだけど、そんときの状況が舞台。

 

オカンは超ワガママで自分の思い通りに物事を運びたいタイプ。そんで、それに振り回される嫁という構図があったんだけど、そんときの状況そのままが、眠りの中よみがえった。

 

俺は全面的に嫁の味方をしていた。嫁がつらい気持ちも慮っている。二人歩きながら、彼女を支えている。そして、俺は、俺たちは血はつながっていないからこそ、いつでも縁が切れてしまう、切れやすいリスクを抱えていることを熱く語っていた。彼女もその思いをありがたく受け止めてくれいた。そんなシーン。そこで、残酷に現実に引き戻された。夜勤、仮眠を終え現実に引き戻された。

 

まだ、未練あるんだな。こういう夢をみると、もう、切なさと寂しさがぶり返してしまう。

 

ただ元嫁、彼女に話しを聞いてほしい。それだけ。だが、それは二度とかなわない。

時間

時間だね。確かに、時薬は確実に効いてくる。

 

離別の辛さは、時間により薄くなっていく。

 

一人の寂しさは変わらないが。

 

だが、自由を謳歌してもいる。

 

人間、全ては手に入れられない。

 

覚悟ということなんだろう、生きるということは。

 

時間、今、明日。

 

忘れていく。

 

今でもあの日に戻りたい。そういう感傷も、そのうち消えていく。

 

ただ忘れていくだけ。

 

そして、目の前の今を生きる。それだけのこと

依存

世の中には孤独をものともせず、むしろそれを積極的に楽しむ人たちもいる。そういう人に憧れる。俺はあまりにも長い間、パートナーに精神的依存をしており、一人で行動する訓練を怠っていたので、精神が脆弱となってしまっている。出会う前は、若かったというのもあるけど、海外でもどこでも一人で出かけるぐらいアクティブであったのだが。17年間の絶対的安心。これに寄りかかりすぎた。夫婦に絶対はない、親子とは違う。世の中の誰もが知っていることなのだろうけど、俺は結婚に対する考えが甘かった。妻に対する感謝と、魅力的でい続ける努力。妻は母親じゃないんだから。